2020年夏、新型コロナ感染症の大禍の最中に、ある方のお勧めでミュージカル『流れる雲よ』に出会いました。
大東亜戦争当時、明るく平和で安泰な日本の未来を思い、命を散らしてくださった、当時17歳から20歳前後の若者達。彼等からのメッセージが、このミュージカル『流れる雲よ』と命がけの演者の皆さんを通し、77年の時空を超えて衝撃と共に私の心と体に伝わってきました。
この作品は、多くの方々に禍を乗り越える勇気と、「次に向かうぞ!」という、とてつもない心のチカラを与えてくれます。
大阪、名古屋、松本、果てはニューヨークまで、各地で演じられている作品です。
2022年、多くの仲間と賛同者のおかげで、今年も東京大田区にもこの作品を誘致いたしました。
大東亜戦争末期、
多くの若者たちが、各地の航空基地から、
祖国と、愛する人たちを守るために、
特別攻撃隊として、命をかけて飛び立ちました。
その若者たちは未来の日本に何を託したのか。
彼らの熱い想いを受け止めてください。
あらすじ
時は、昭和二十年、夏。
日本の戦況は日ましに悪化し、各地で一億玉砕が叫ばれるなかで最後の抵抗戦が行われていた。
物語の舞台は、鹿児島の特攻基地。
主人公の坂本光太郎と幼馴染みの中原正人は、この地で七年ぶりの再会を果たす。
光太郎は飛龍興武隊の特攻隊員となり、正人は整備兵として光太郎の特攻機を担当することとなった。
光太郎の所属する飛龍興武隊には、アメリカ人の母を持つ天野真一隊長をはじめ、個性的な面々が揃っていた。
身重の妻を奄美に残してきた後藤隊長は豪快な大酒飲み。
特攻するも、一人何度も帰還している竹山少尉。
光太郎は、最後の時をそんな仲間たちと笑顔で過ごしていた。
ある日、光太郎が基地に持ち込んだラジオを正人と聞いていると、軍事ニュースに混ざって奇妙な放送が流れてくる。
女性の声で「貿易センタービルにカミカゼが突っ込んだ」など、理解できない内容ばかりだ。
そして、毎日同じ時刻に聴こえてくるこの放送が未来からの電波ではないかと気づく二人。
更に、ラジオは昭和二十年八月十五日に日本が敗戦したと伝える・・・。
動揺する光太郎と正人。
日本が負けるなら特攻隊員たちは、一体何のために今、死を選ぶのか?
特攻させたくない正人と、覚悟を決める光太郎。
それぞれの思いが交錯するなか、ラジオの神様は、特攻前夜の光太郎に奇跡を見せるのだった。
過去と未来、死にゆく者と残された者。
「平和な未来」を願って海に散った若者たちの物語。
出演
演劇集団アトリエッジ
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坂本光太郎(特攻隊員)藤嶋翔大
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中原正人(整備兵)上坂英俊
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天野真一(特攻隊員 隊長)市川大樹(ARCHE)
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後藤広明(特攻隊員 隊長)田中寅雄
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竹山直彦(特攻隊員)伊藤貴史
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山口涼太(整備兵)福井将真
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竹山なみ(竹山の母)つちやかおり
スタッフ
- 脚本:奈美木映里(草部文子)
- 演出:田中寅雄
- 音響:宮崎裕之(predawn)
- 照明:望月太介
- 題字(書):柏木白光
- 舞台制作:株式会社サンディ
- 製作著作:演劇集団アトリエッジ
舞台『流れる雲よ』とは
全国各地で23年の公演実績
原作は、脚本家の奈美木映里によるラジオドラマ『飛行機雲』。 第38回ギャラクシー賞奨励賞を受賞した作品です。 その後もTBSラジオをはじめ、地方各局でもリメイク版が作られています。
舞台作品は、平成12年の初演から全国各地で公演されています。 劇団アトリエッジは東京の小劇団ですが、全国のボランティアの応援もあって、今年で23年目を迎えているのです。
この作品は懐古主義でも、声高に戦争犯罪を訴えるものでもありません。 大切なものを守るために命をかけた若者達の鮮やかな「生」の物語です。
戦後 77 年が過ぎました。
現在の日本は、何のために生きるのか、どう自分の命を使うべきか、 迷っている人が多いのは、先進国一位の自殺大国であることにも表れています。
戦争で命を落とした若者達は、今の日本を望んでいたでしょうか? 『流れる雲よ』は、過去からのメッセージを未来へ繋いでいます。
公演詳細
特攻隊ミュージカル『流れる雲よ』
東京公演@大田公演(2022年秋)
公演日程 |
第1公演 第2公演 第3公演 ※全席自由席 ※各公演定員200名 |
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チケット | 自由席チケット 6,500円 活動支援チケット(自由席) 7,500円
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会場 | 大田文化の森 東京都大田区中央2-10-1 |
アクセス |
[徒歩]
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主催 | 主催 : 『流れる雲よ』東京大田区実行委員会 代表:鈴木豪一郎 090-3402-2510 |
チケット購入
特攻隊ミュージカル『流れる雲よ』
東京公演@大田公演(2022年秋)
- チケットご購入のご注意
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- チケットは公演1種類ごとの決済が必要になります。
複数の公演のチケットをご購入の際は、お手数おかけしますが、1種類ごとにお申し込みください。 - カード(VISA、MASTER、AMEX)、またはGooglePayでのお支払いとなります。
- お申し込み時には、お届け先のご住所をご記入ください。
- チケットはお申し込み後、1週間以内に普通郵便で発送致します。
- チケットは公演1種類ごとの決済が必要になります。
第1公演 10月14日(金) 18:30開場/19:00開演 |
自由席チケット購入6,500円 |
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活動支援チケット購入7,500円 | |
第2公演 10月15日(土) 11:30開場/12:00開演 |
自由席チケット購入6,500円 |
活動支援チケット購入7,500円 | |
第3公演 10月15日(土) 15:30開場/16:00開演 |
自由席チケット購入6,500円 |
活動支援チケット購入7,500円 |
協賛企業
特攻隊ミュージカル『流れる雲よ TOKYO 2022』(大田文化の森、10月開催)に、協賛いただける企業を募集しています。
語り継ぎたい大切なことを、舞台を通してより多くの方々に届けるための支援をお願い申し上げます。
協賛いただきました企業については、下記およびパンフレットに社名および役職・担当者名を記載します(パンフレットについては、9月15日お申し込み分までとなります)。
また、当日、参加者に会社案内その他の資料を配布することが可能です。
ダイヤモンド 協賛金50,000円 |
舞台にて献花をしていただきます。
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プラチナ 協賛金30,000円 |
パンフレットに社名を記載いたします。
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ゴールド 協賛金10,000円 |
FBページでご紹介いたします。
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<新型コロナ感染症対策と
ご来場の皆様へのお願い>
- 入場時のアルコール消毒、検温にご協力ください。
- マスク着用での観劇にご協力ください。
- 当日、体調の優れない方、マスクを着用されていない方、体温が37.5度以上の方はご入場いただけません。
- 整列や入退場、移動時等のソーシャル・ディスタンスの確保にご協力ください。
- 大声での会話や長時間の会話はご遠慮ください。
- 出演者や関係者へのプレゼントや差し入れはお断りします。
- 出演者との公演後の面会はお控えください。
- 会場の換気状況は良好です(大田区が外部専門機関に調査を依頼した結果)。
- 会場内は飲食禁止です。
- 会場及び敷地内に自動販売機はございません。感染予防のためのお茶や水等の飲み物は、あらかじめご用意ください。
- クロークはありません。大きい荷物は公共のコインロッカー等をご利用ください。
- ご来場に際しては、皆様の氏名・電話番号・メールアドレスをご提出ください。
- 来場者やスタッフ、関係者が感染症を発症した場合は、ご提出の連絡先にご連絡します。※ご提供いただきました連絡先情報は、厳重に管理をし、正当な事由による公的機関からの提出要請に応じる場合や主催者からご案内する場合以外には利用いたしません。
[実行委員会としての対策]
- 感染症対策担当を設置し、感染対策に努めています。
- 公演期間中、出演者、スタッフは全員毎日検温を実施します。
- 手洗い、手指消毒を徹底します。
- 原則として、スタッフはマスクを着用します。また、一部スタッフはフェイスガードや手袋を着用する場合があります。
- 受付と物販スペースには、飛沫感染防止用のアクリル板やビニールカーテンなどを設置します。
- 出入口、トイレなどに消毒液を設置します。
- 各公演前の会場内の消毒、常時の換気を徹底します。
- 客席の最前列席は舞台前から一定の距離をあけ、最前列のお客様へはフェイスシールドを用意します。適宜、ご着装ください。
- 楽屋、控室の消毒、換気を定期的に行い、密にならないように定員を調整します。
- 出演者と実行委員の不必要な接触を控えます。